アルメリック Bunny Chow(バニーチャウ)のインプレ

 

アルメリック Bunny Chow(バニーチャウ)に乗ってみたインプレをお届けします。

 

乗ってみたというか、数か月間かなり乗り込んでみました。その結果、アルメリックのBunny Chow(バニーチャウ)は私にとって久しぶりのマジックボードとなりました。

 

Bunny Chow(バニーチャウ)は海外での評価がもの凄く高いボードなのに日本でのインプレはほとんどありません。素晴らしいボードは一人でも多くの『サーフィンが上手くなりたい』と真剣に願うサーファーに乗って欲しいと思います。

 

今回は、アルメリック Bunny Chow(バニーチャウ)に乗り込んでみた日本一詳しいインプレをお届けします。

 

アルメリック Bunny Chow(バニーチャウ)について知っておきたいこと

 

Bunny Chow(バニーチャウ)は、Jordy Smith(ジョディ・スミス)のシグネチャーモデルです。ジョディは南アフリカ出身のトッププロでワールドタイトル獲得を期待されているスター選手です。

 

ジョディ・スミス

ジョディのサーフィンスタイルは圧倒的なパワーサーフィンです。そのパワーサーフィンは見るものを魅了します。ジョディのスゴイところはWCT選手の中で1番体が大きい(身長190cm、体重は86kg)にもかかわらず、ダイナミックなエアリアルも得意としているところです。

 

ジョディのサーフィンスタイルは圧倒的なパワーサーフィン

 

今回インプレをお届けするアルメリック Bunny Chow(バニーチャウ)は、ジョディが実際のコンテストで使用するために開発されたパフォーマンスプロボードとなります。名ばかりのシグネチャーモデルではなくガチのシグネチャープロボードです。

 

恐らく、このガチなシグネチャープロボードってところが逆に一般のサーファーにとっては取っ付きにくい部分に繋がっているのではないかと感じます。そのため、積極的に乗ってみようと思うサーファーも少なく結果的にインプレや感想などが他のアルメリックモデルに比べて少ないのが現状です。

 

が、しかし!!

 

Bunny Chow(バニーチャウ)はプロ仕様のパフォーマンスボードなのに一般サーファーにも乗り易くてメチャクチャ調子の良いボードなんです。こんな良いボードがこのまま埋もれてしまうのはもったいない。サーフィン歴20年以上いろんな板に乗ってきた経験を踏まえ、Bunny Chow(バニーチャウ)のガチなインプレをお届けします!!

 

アルメリック Bunny Chow(バニーチャウ)に実際に乗り込んだ感想とインプレ

 

今回チョイスしたボードのサイズは5’9  18 5/8  2 1/4 (26.5L) 適正サイズジャストとなります。私のスペックはサーフィン歴20年以上、週3~4回のサーフィン頻度、パドル力は問題なし。波のサイズは腰サイズの小波からオーバーヘッド~ダブルまでのサイズで、オフショアでクリーンなコンディションはもちろん、オンシュアや厚い波、ホレた波といったビーチブレイク全般のコンディションで乗り込みました。

 

フィンは全てのコンディションでFCS IIのPerformer ネオグラスを使用しました。価格も安いしビーチブレイクではコンディションを問わずオールラウンドに使用出来るフィンなのでオススメです。

 

FCS IIのPerformer ネオグラス

 

ファーストインプレッション~脇に抱えてみた印象~

 

Bunny Chow(バニーチャウ)のアウトライン

 

脇に抱えたみた印象は、”細くてシャープだけどボリュームがある”と感じましたパフォーマンスボードなので細いのは普通だと思いますがレールを落としていないので実際の数値以上にボリュームを感じます。

 

ストリンガー付近の厚みがそのままレールまで保たれている感じで、昔のペラペラでバキバキなパフォーマンスボードのそれとは全く違います。昨今流行りの短くてワイドでボリュームのあるボードのそれに近い感覚です。

 

細いけどボリュームがあるレール

 

特徴のあるロッカー

 

ノーズロッカーはパフォーマンスボードらしく強めに入っています。逆にテールロッカーは弱めに抑えてあります。

Bunny Chow(バニーチャウ)はノーズロッカーのみ強く施されています

 

パフォーマンスボードの場合、パフォーマンス性能を高めるためにノーズロッカーだけではなくテールロッカーも強めに入っているボードが多いですがBunny Chow(バニーチャウ)はノーズロッカーのみ強く施されています。

 

これはイコール通常のパフォーマンスボードより乗り易いということを示しています。乗り易い分パフォーマンス性能を犠牲にしてるのかと言うとそうではありません。それはテール形状に秘密があります。

 

パフォーマンス性能をアップさせるテール形状

 

Bunny Chow(バニーチャウ)のテールはスワローが採用されています。かわいいベイビースワローとかではなく、かなりガッチリとしたボリュームのあるスワローテールです。

 

スワローの両端がピボット(支点)になりクイックなターンを可能にします。加えて、テールのセンター部分がないので水抜けが良くリッピングなどがやりやすくなります。

 

Bunny Chow(バニーチャウ)のテール

 

テール形状だけを見ると、アルメリックの小波用ボードであるWeirdo Ripperと似ています。Bunny Chow(バニーチャウ)はプロ仕様のパフォーマンスボードでありながら、ボードの上半分はパフォーマンスボードで下半分は小波用ボードという面白いセッティングになっています。

 

もともとジョディが小波でのコンテスト時にWeirdo Ripperを試してみた結果、もっとパフォーマンス性能をアップさせたバージョンが欲しいということで開発されたモデルとのことです。

 

Weirdo Ripperと似ています

 

パドル&テイクオフのインプレ

 

パドルですがいたって普通です早くもなく遅くもありません。パフォーマンスボードにパドルの速さや楽さを求めるのはちょっと違いますよね。

 

毎週サーフィンしている方ならパドルについては気にしなくても大丈夫です。体力は落ちたけど乗ってしまえばまだまだ若いもんには負けない年配の方なら1~2サイズアップさせたほうがパドルが補助されていいと思います。

 

問題はテイクオフです。

 

個人的にここ数年はパフォーマンス系ではなく、昨今流行りのポテッとしたワイドでボリュミーなボードにを好んで乗っていました。Bunny Chow(バニーチャウ)は久しぶりに乗るパフォーマンスボードだったのでテイクオフ時にふらつきました。

 

昨今流行りのボードはスイートスポットが広く幅がワイドなのでテイクオフに神経を使うことはなかったのですが、このボードは神経を使いました。ざっくりとテイクオフするのではなく、波の状況をボードから敏感に感じながらしっかりと慎重なテイクオフをすることが求められました。

 

ですが、数ラウンドでその感覚にも慣れ、今では全く意識する必要なくテイクオフしています。ボクシングで言えば、減量で神経が研ぎ澄まされた感覚をずっと維持している感じです。とにかくシャープで無駄のないテイクオフを自分がしているのが実感出来ます慣れというものは面白いもので、逆に今まで乗っていたポテッとしたボードでのテイクオフが緩慢に感じてきます。

 

滑り出しも問題ありません。いたって普通レベルですが、厳密に言うなら初速はそんなに速くはありません。初速はそんなに速くないですが、いったん波のパワーを得られるポケットに入るとギアが入ります。スピードが欲しければポケットから得られるパワーを余すことなく拾ってくれので、普通に流して乗ってもライディングに強弱が自然と生まれます。

 

ホレた波でもノーズロッカーがあるので刺さることなくスムーズにテイクオフ出来ます。パワーのあるホレホレな波にもチャージしましたが、”ヤバイ、これはやられてしまう”といったテイクオフでもボードがグッとこらえてくれました。

 

パフォーマンスボードなので厚い波は苦手なのかと思いきや全く問題ありません。厚い波でも失速せずにアグレッシブにボードをコントロール出来ます。よくありがちな最初は厚めでインサイドセクションはホレてくるシュチュエーションなんかでは最高にフィットします。『ホレてても厚くても何でも来いやぁぁ』てな感じですよ!!

 

ターンやアクションのインプレ

 

このボードの真骨頂は”乗ってからの動き”です大げさではなく、通常の2割増しの動きを簡単に引き出してくれます。

 

例えば、ボトムターン。

 

ボトムターンでの粘りがアップします。体感でコンマ何秒~1秒あるかないかの差でしかありませんが、ライディングをビデオで撮ると確実にターンに粘りが出ています。粘りを別の言葉で表現すると”ボトムで我慢出来る様になる”ということです。粘りが出ることでその後のトップアクションが2割増しで爆発します。

 

ついつい横に走ってしまう方、ボトムターンが浅い方、リップアクションを向上させたい方にはこのボードが持つ性能が役に立つと思います。ですが、Bunny Chow(バニーチャウ)に乗れば勝手にボードが粘ってくれる訳ではありません。ボトムで我慢するという意識にボードが敏感に応えてくれるということです

 

パフォーマンスボードというと何かと回転性やアクション性に目が行きがちですが、こういったボトムでの動きの良し悪しも大事かと思います。ボトムターンあってのトップアクションですからね。

 

ドライブ感もかなりいいですよ!!

レールがボキシーでボリュームがあるので、レールを入れるとぐぃ~んと反発します。板がドライブするのでターンが伸びます。昔のペラペラでバキバキなパフォーマンスボードとは全く違います。

 

レールが喰ってしまうこともなくしっかりと体重を乗せたターンが出来ます。その結果、リップやカービングでのスプレーが2割増しになります。レールワークを習得したいサーファーにはかなり良い練習になるボードです。

 

リップでのアクションについてのインプレ

 

Bunny Chow(バニーチャウ)はリッピング製造マシーンと言っても過言ではない。

 

バニーリッパーとモデル名を変えたほうがいいんじゃね!?ってくらいキレキレです。かなりキレます。リップでズバーンと爆発します。大げさと思われてしまいますが率直な感想です。本当にキレが抜群にいいんです!!ボトムで溜めたパワーをシャープ&ダイナミックにリリース出来る感じです。それも自分の狙った場所にピンポイントでボードを運んでいけます。

 

自分の狙ったポイントに板が誤差なく行ってくれので、意識をその他の動きに持っていける余裕が生まれます。リップアクションでは同時にいろいろな動作や重心の移動が必要です。慣れれば無意識に出来るものでも、その習得過程ではあたふたしたりチグハグな動きになったりするものです。

 

このボードはボトムターンからトップへ上がる過程で余裕を生んでくれるので、今まで出来なかったリップアクションやテクニックが一気にブレイクスルーして上手くなる可能性を秘めていると感じました。リップアクションが普通に出来る中級者~上級者でもキレが2割増しになること間違いなしです。波が良ければ2発、3発、4発と好きなだけ当て込みを製造出来ます。

 

トップでのキレが良い理由のひとつは、テールがスワローになっていることも大きいと思います。水抜けがいいのでボードが楽に返ります。通常テールロッカーが強いほうがフィンアウト系の技はキレるのですが、テールロッカーを抑えている割りにはフィンアウト系も問題ありません。このスワローとテールロッカーとの相性の良さを感じました。

 

相性と言えば、コンケーブとの相性も相当良い様です。シングル~ダブルで入っているとのことですが見た感じでは分かりません。触ってみてもほとんど分かりませんそのくらい浅いコンケーブが施されています。この極浅のコンケーブがボードにどのように作用しているかは正直分かりません(笑)

 

ただ、このコンケーブとロッカーやテール形状との相性が抜群にいいのは乗ると体感出来ます。いろいろなコンディションで乗りましたが、特に苦手なコンディションはなかったので一般的なビーチブレイクであればこのコンビネーションはハマります。

 

カットバックやカービングのインプレ

 

これも抜群にいいです板が繊細な体重移動をサポートしてくれるのでひっかかりなくスムーズなカットバックが出来ます。カットバックの後半分でスープに当て込む場合でも気持ち良くクイックにリエントリー出来ます。

 

ポケットへの収まりも抜群ですスコッとポケットへポジショニングが決まる感じでストレスのないトランザクションを体感出来ます。前述したとおり、このボードはポケットに入るとギアが一気に入ります。カットバック直後から一気にスピードが乗ってくるので次のアクションが爆発しますよ!!

 

カービングについてはもっといい感じです体重を乗せたカービングが綺麗に決まります。ボトムターンでの粘りについて説明しましたがカービングでも粘りが出せますこれも体感ではコンマ何秒~1秒程度の粘りですが、ビデオで撮ると明らかにカービングが大きくなりスプレーの量も増えます。

 

ほんの少しの粘りがアクション全体をより大きく見せてくれるということを改めて実感しました。カービングも普通に出来るようになると繋ぎ的なアクションになりがちだったのですがもっともっと磨いていきたい技になりました。ビッグカービングはやはり絵になりますしね。

 

ポケットでのサーフィンに適している

 

Bunny Chow(バニーチャウ)はポケットを意識したサーフィンに適していますポケットから離れすぎずにポケットに留まることで玄人好みのサーフィンが可能です。

 

板自体が勝手に走って前に前に出ていくタイプのボードではないので、ふと気づくとすぐそこにポケットがある感じになります。決してスピードが遅いという意味ではありません。スピードはポケットから得られます。

 

ついつい走り過ぎてしまう方にはポケットに留まるための練習ボードになると思います。

 

このボードの能力を最大限に発揮するための大前提

 

Bunny Chow(バニーチャウ)の性能を最大限に引き出すためにはあることをしっかりと行う必要があります。

 

それは、ステップバックです。

 

昨今のワイドでボリューミーなボードはスイートスポットが広いのが特徴です。スイートスポットが広ければ適当にスタンスをとっても板は走りますし技も入れられます。スタンスを気にしなくても乗れるのでステップバックしていない方も多いと思います。

 

ですが、Bunny Chow(バニーチャウ)はステップバックをすべきボードとなります実際はしなくても乗れます。乗れますがそれではステップバックした時に感じる本来の動きは引き出せません。このボードに関してはステップバックすることを強くオススメいたします。

 

『う~ん、ステップバック自体が出来ないんだけど。。。』

 

もしそうであれば、Bunny Chowはステップバックの練習になりますよ!!このボードはステップバックしないで乗っていると乗り味に違和感を感じます。その違和感を修正しようと体が自然に反応していきます。自然にスタンスを探る、スイートスポットを探る様になります。その過程の中でステップバックが出来るようになります。

 

昔の長い板は前にも後ろにも乗ることが必要だったので必然的にステップバックが身に付きましたが、最近は前述のように短い板が主流なのでステップバックを練習出来るボード自体が少なくなってきていると感じます。

 

そういった意味でも、このボードは上級者だけではなくレベルアップをはかりたい初心者上級の方にもオススメ出来ますし、言葉は悪いですが万年中級レベルの方にとっては一気にブレイクスルーが起きるきっかけになり得ます

 

ステップバックする際に、デッキパッドのエンド部分(キック)に後ろ足の側面が強く当たる感触があったほうが最初は分かりやすいと思います。強い感触として伝わったほうが確実にステップバックしていると意識出来るからです。それにはキックが高いデッキが適しています

 

丁度いいことにジョディのシグネチャーデッキパッドのキックはメチャクチャ高く作られています。パドル中に脚に違和感を覚える程キックが高く作られているのでステップバックの練習にはオススメのデッキです。ステップバックすると確実に感触が伝わるのでプルアウトの際に後ろ足の位置を確認する必要もありません。感触がなければ十分にステップバック出来ていないということになりますからね。

 

ジョディのシグネチャーデッキパッドのキック

まだまだあるよ!!このボードのここがいい♪

 

個人的にここがいい♪と感じたのは”フロー”があること。Bunny Chowにはジャストサイズで乗ってもフローを感じます。部分的に調子がいいボードでもフローがないとライディング全体がイマイチになったりします。

 

このボードはパフォーマンスボードにしてはボリュームを感じますし、実際に乗ってみても心地よいフローを感じます。決してオーバーフロートという意味ではありません。重いフローではなくとても軽快なフローです。このフローを活かしたライディングこそがジョディのサーフィンなんだなと伝わってきます。

 

昔からサーフィンをやっている方やペラペラでバキバキなパフォーマンスボードで苦労してサーフィンしていた方ならならフローの大切さについて分かるはずです。このボードはそんなサーファーにも乗って欲しいと思えるボードです。ボードの進化、時代の変化をいい意味で味わえます。『あの頃、こんな板があったらもっと上手くなってたよヽ(`Д´)ノ 』って思うこと間違いなしです。

 

いいことだけではなく、気になる点もインプレします

 

【ここが気になる点】

その1:ボトムに施されたカーボンストリップ

その2:フィンセッティング

その3:自分でスピードをつけられない方にはオススメ出来ない

その4:スイートスポットが狭い

その5:ワイデストポイントが後にある

その6:無理やり気になる点を探そうとしたけどもう出てこない

 

その1:ボトムに施されたカーボンストリップ

Bunny Chow(バニーチャウ)のカーボンストリップ

 

ジョディの強い希望で導入されたボトムのカーボンストリップ。カーボンの長さはボトムの接水面と一致します。このカーボンは力のない波でもボトムをしっかりと張り付かせる効果があるそうです。

 

正直、私にはその効果が分かりませんでした。

 

このカーボンストリップですが通常のアルメリックのPUボードには施されていません。PUボードでは珍しい仕様となります。性能面での効果はちょっと微妙ですが、見た目はカッコイイのでアリということでいいのではないでしょうか。

 

その2:フィンセッティング

Bunny Chowのストックボードは3フィン仕様と5フィン仕様があります。5フィン仕様の場合はクアッドでも遊べますがこのボードは3フィン仕様で十分です。個人的にはクアッドよりトライフィンで乗ったほうがこのボード本来のスピードやポケットでの動きを楽しめるかと思います。

 

ただボード自体が勝手に走ってくれるタイプのボードではないので、スピードを重視したい方はクアッドにしたほうが良いかもしれません。

 

その3:自分でスピードをつけられない方にはオススメ出来ない

上記でも説明しましたが、Bunny Chowは勝手に板が走ってくれるボードではありません。スピードに乗せたい場合は自分でスピードをつける必要があります。自分の意思でスピードをつけられないサーファーには”動くけどスピードが出ない調子が悪いボード”で終わってしまいます。

 

そういった意味でも、最低限アップスが出来るレベルから上のサーファーにフィットするボードになります。初心者にはオススメしません。

 

その4:スイートスポットが狭い

すでに説明しましたが、スイートスポットは決して広くありません。そのためスイートスポットを見つけるまでは手こずるかもしれません。

 

その5:ワイデストポイントが後にある

Bunny Chowのワイデストポイント(一番幅広い場所のことを)は、ボードの中心より後にあります。一般的にワイデストポイントが前にある場合はボードが安定して直進性がアップします。反対にワイデストポイントが後にある場合はボードの動きが増し回転性がアップします。

 

Bunny ChowとPod Modを比較した場合 ↓↓↓

 

Bunny ChowとPod Modを比較した場合

 

一般的に、フロントフッターにはワイデストポイントが前にあるボードがフィットする、バックフッターにはワイデストポイントが後にあるボードがフィットすると言われています。これはそう言われているだけで全てのサーファーやボードに当てはまることではありません。

 

実際に、Bunny Chowを公式HPでチェックするとナチュラル~フロントフッター向けと記載されています。ワイデストポイントが後にあるのでバックフッター向けと思いきや公式HPでは逆になっています。ただでさえ、自分がどのフッターなのか判別するのは難しいし、そもそもフッターの違いすら本当にカテゴライズ出来るものなのかも定かではないのにちょっと混乱しますね。

 

私自身はナチュラルもしくは若干フロント気味だと自分では判断しています。バックフッターを自認する上級レベルの友人に乗ってもらったところ、『問題なく調子いい!!フロントフッター向けのボードに乗るとスピードが出せなかったり動きが重いことが多いけど、このボードはそんなことはないね。これバックフッター向けのボードでしょ!?』という評価でした。

 

ワイデストポイントだけを見るとこの評価は妥当です。でも、HPにはナチュラル~フロントフッター向けと書かれているし、実際ナチュラルもしくは若干フロント気味の私にとってもすごく調子が良いボードです。結論ですが、このボードに関してはフッターの違いは左程大きな問題ではなく、フッターは関係なく乗れてしまうボードではないかと思います。

 

その6:無理やり気になる点を探そうとしたけどもう出てこない

インプレは悪いところも正直に書いてこそ役に立つものだと思います。他にも何か粗はないか探してみましたが出てきませんでした。

 

アルメリック Bunny Chow(バニーチャウ)に対する私の結論

 

数か月乗り込んで率直に感じたことをフィルターなしでインプレしてみました。結果的にBunny Chowは私にとっては久しぶりのマジックボードになった訳ですが、このボードの持つポテンシャルは本当に素晴らしいと思います。

 

サーフィンがもっと上手くなりたいと真剣に願うサーファーにはぜひ乗ってもらいたいボードです。自信を持って良いボードだとお薦めできます。もちろん、それぞれのレベルや好みによって感じ方は当然変わってくるとは思います。変わってくると思いますが何かしらの気づきや新しい感覚を与えてくれることは間違いありません。

 

プロ仕様のパフォーマンスボードよりは昨今流行りのワイドでボリューミーな板のほうがサーフィンは楽だし買わなきゃ良かったなんて失敗も少ないとは思います。私自身ここ数年はそんな板に好んで乗っていました。いい歳だしパフォーマンスボードはもういいやとも思っていました。

 

でもBunny Chowはそんな私の価値観を気持ちよくぶっ壊してくれました(笑)ショートボード乗りであればやっぱりパフォーマンスボードでのサーフィンを味わうべきだし、チャレンジすることも大切だということを思い出しました。くすぶっていたサーフィンに対する情熱がメラメラと湧き上がってきたのはBunny Chowのお蔭です。

 

やはりサーフィンは面白い♪1本の板がサーファーの価値観や考え方に影響を与え、情熱までも与えてくれる。サーフィンをやっていて良かったと思えるボードに1本でも多く出会いたいですね。

 

今回のインプレが少しでも皆様の役に立てば幸いです。他にも気になるボードがいくつかあるのでまたしっかりと乗り込んでインプレしたいと思います。