サーフィンのドルフィンスルー

 

初心者サーファーの最大難関と言われるドルフィンスルー。サーフィン上達にはドルフィンスルーの習得が不可欠です。

いろんなサイトでドルフィンスルーのコツが紹介されていますが、そのやり方って本当なの?って思う解説もあります。

今回は、ドルフィンスルーのコツについて解説します。

 

サーフィンのドルフィンスルーは2種類ある

 

ドルフィンスルーには2種類あります。

 

① うねりにつっこむドルフィンスルー

② スープをかわすドルフィンスルー

 

①の場合は、比較的簡単ですよね。崩れそうな波のフェイスに板を刺すようにつっこみ裏に抜けます。

 

この場合、教科書通りのドルフィンスルーをしっかりしなくても波をクリアー出来るのでココで悩む人は少ないと思います。

 

問題は②のすでに波が崩れた白いスープをかわすドルフィンです。

このドルフィンスルーは更に2種類のタイプに分かれます。

 

① ピークから離れているスープでのドルフィン

② ピーク近く、もしくは波が目の前で崩れた直後のスープでのドルフィン

 

 

 ① ピークから離れているスープでのドルフィンスルー

 

”波がブレイクして白波になって岸に押し寄せる”

この白波をスープと呼びます。ブレイクした直後のスープが一番パワーがあり岸に近づくにつれパワーは弱まっていきます。

 

ブレイクした直後のスープが1番パワーがある

 

ドルフィンスルーの教科書的なやり方は、なるべく深く潜って波の下を抜けるという方法です。

① 板のノーズを沈める
② テールを蹴りこむ
③ 体を板に密着
④ 浮上

こういったことがネットや書籍では書かれています。

教科書的なドルフィンスルー ↓↓↓

 

ドルフィンスルー

 

では、中級以上のサーファーがこのドルフィンスルーのやり方で沖までの出ているかというと、実はそうではありません。

 

インサイドから板をしっかりと沈める教科書的なドルフィンスルーをスープが来る度にやっていると、沖に出るまでに疲れてしまいます。

 

インサイドのスープやピークから離れているスープは、表現が悪いですが”手を抜いたドルフィンスルー”でかわしていきます。

 

”省エネドルフィンスルー”といったほうがいいですかね。

 

効果的なドルフィンスルー

 

教科書通りに深く潜る必要はありません。

教科書には体と板を密着させるとありますが、その必要はありません。

 

むしろ、インサイドのスープやピークから離れているスープでは、深く潜らずに体と板を離してその間をスープが流れるようにしたほうが楽に波をかわせます。プッシングスルーと呼ばれるテクニックですね。

 

その他にも、ヒザを使った省エネドルフィンも結構使えます。

 

教科書ドルフィンではテールにつま先を置きますが、省エネドルフィンではヒザをテールに置いて蹴ります

 

省エネドルフィンスルー

 

つま先とヒザが置き換わったスタイルですが、このスタイルだと動作が楽になり体力を浪費せずにスープをかわせます。

 

ただし、ヒザで蹴る分深くは潜れないので、あくまでのピークから離れたスープで有効なテクニックです。とは言ってもサイズが大きくなければ、この省エネドルフィンだけでも沖に出れます。

 

ちなみにボディーボードでもヒザを使ってドルフィンします。↓↓↓

 

ボディーボードのドルフィンスルー

 

 

ピーク近く、もしくは波が目の前で崩れた直後のスープでのドルフィン

 

波は、ピーク付近が1番パワーがあります。(インパクトゾーン)

サイズが大きくなればなるほどパワーが増します。

このパワーをかわす為には、教科書通りに深く潜る必要があります。

 

深く潜るドルフィンスルー

 

インパクトゾーンでは潜りが浅いとやられてしまうので教科書通りに

① 板のノーズを沈める
② テールを蹴りこむ
③ 体を板に密着
④ 浮上

といったアクションをとります。

 

そうは言ってもなかなか深く沈められないんだよ (ノ#`□´)ノ

 

そうですよね、難しいですよね。

 

潜るタイミングだってよく分からないんだよ (ノ#`□´)ノ

 

ですよね、目の前でデカい波が崩れたら焦りますよね。

 

でも、これは習うより慣れろの世界です。

 

何度もくらっている内に出来る様になってきます。あえてコツを書くのなら、

 

■ ボードを腕だけで沈めようとしていませんか?

■ テールもしっかりと沈めていますか?

■ デッキパッドのテールエンドを利用して蹴っていますか?

 

深く潜れない方は上記をチェックしてみてください。

 

初級レベルでどうしてもドルフィンが上手くならない方は、板を変えてみることをオススメします。初心者用のボードは体重に対して浮力があり過ぎる場合があります。その場合、ボードの浮力を落としてみるとドルフィンが楽になります。

 

ドルフィンスルーあれこれ

 

ドルフィンスルーと言う言葉ですが、これは日本でしか通用しない言葉です。

英語では、Duck Dive(ダックダイブ)と言います。

 

Duckはアヒルのことですね。アヒルが波をかわす動作にたとえてダックダイブと呼ばれています。

 

ダックダイブ

 

個人的には、ドルフィンスルーと呼んだ方が美しい感じがします。

 

あと、上級者やプロたちがいつも完璧に波をかわせているかというと、そんなことはありません。インパクトゾーンでくらう時もありますし、ドルフィンしても戻される場合も多々あります。でも、パドルが速いのスイスイ沖に出ている様に見えます。

 

初級レベルで悩んでいる方は安心してください。みんな楽にドルフィンでかわしているわけではないんです。

 

頑張ってサーフィンしていれば、そのうち自然に意識することなくドルフィンが出来るようになりますよ!!

 

最後にドルフィンスルーの勉強になる動画を紹介します。英語ですがかなり分かりやすく解説しています。

 

 

 

この動画では、以下のポイントが重要視されています。

 

■ ドルフィンに入る前のパドルスピード

■ 小波や短いボードではヒザを使ったドルフィンが有効

■ 水中では目を開けていたほうが良い

■ 大きくて浮力のあるボードは、片方のレールを最初に沈めると良い

 

以上、参考になれば幸いです。