アルメリック High5(ハイファイブ)のインプレをお届けします。今回インプレするHigh5はとにかく楽しいボードです。小波用セカンドボードのつもりがメインボードになりそうなほどその面白さにハマっています。このインプレが小波用のボードを検討されている方の参考になれば幸いです。
アルメリック High5(ハイファイブ)について知っておきたいこと
High5は小波用ボードのベストセラーモデルです。リリースから数年たっていますが、その人気は未だ衰えていません。
High5はパフォーマンス性能+ファンなライディングを兼ね備えた新しいコンセプトを持つミニボードです。ミニボードとはショートボードより短いセッティングで乗れるボードのことで、主に小波用として使用します。長さが短い分、幅と厚みで浮力を持たしているのが特徴です。ショートボード同様にアクションを狙っていけますし、オーバーフロートでまったりクルージング的なサーフィンもOKです。
アルメリック High5(ハイファイブ)のインプレ
今回インプレに使用したHigh5はストックサイズの5’4 19 5/8 2 1/2(28.6L)
私の体重は70~71kg、サーフィン歴20年以上、週3~4回のサーフィン頻度、パドル力は問題なし。波のサイズはスネ、ヒザサイズの小波からアタマまでのサイズで、グッドコンディション、オンショア、速い波、厚くてとろい波といったビーチブレイク全般のコンディションで乗り込みました。
フィンは全てのコンディションでFCS2 AM PC モデルの5本セットを使用しました。このFCS2 AM PC モデルはオールラウンド性能が高いフィンです。少し小さ目のセンターフィンが素早いターンを可能にします。
通常はトライフィン(3本)で、小波や厚くてトロい波ではクアッドと使い分けています。パフォーマンスを求めるならトライフィンで、スピードを求めるならクアッドがオススメです。
ファーストインプレッション~脇に抱えてみた印象~
脇に抱えた印象は『うわぁ、短か!!』です。5’4くらいになるとさすがに短く感じます。その分幅と厚みがあるのでボリュームをしっかりと感じます。ワイデストポイントはノーズ寄りですね。
初めてミニボードを購入する場合、その短さに『本当に乗れるのかな?』とか『サイズをミスったかな?』って不安になると思いますが安心してください。短くても浮力がしっかりとあるので想像以上に波に乗れますよ。
High5(ハイファイブ)の特徴
レール | ミディアム |
ノーズ | ワイド |
テール | スワロー |
ノーズロッカー | 弱め |
テールロッカー | ミディアム |
コンケーブ | シングル~ダブルからのVEE |
アウトライン | ロケット型 |
フィンセッティング | 5フィン |
対応するコンディション
スキルレベル | 初級レベル~エキスパート |
スタンス | ナチュラル |
対応サイズ | ヒザ~アタマ |
ブレイク | 普通の波、パワーのない波、厚い波 |
アルメリック High5のここがヤバイ!!
■ 滑り出しの速さ
■ 想像以上に波を取れる
■ 止まらないスピード性能
■ 高いパフォーマンス性能
■ メチャクチャ動く
■ 初心者から上級者まで楽しめる癖のなさ
■ スタッフ、お客様からの評価が高い
High5のここがヤバイ!!滑り出しの速さ
とにかく滑り出しが速いです。小波、特に厚い波で乗るとかなりテイクオフの速さを感じます。
High5(ハイファイブ)は長さは短いですがボリューミーで浮力があります。特にノーズエリア~胸の下辺りにかなりのボリュームがあります。その為、テイクオフ時に前重心でパドルすることが出来ます。パフォーマンスボードなら前重心でパドルするとノーズが刺さってしまいますが、ノーズエリアに浮力があるHigh5は刺さりません。
その為、通常なら乗れない波であっても前重心でうねりに乗ったまま追いかけることが出来ます。テイクオフするまでうねりの上で粘れるってことですね。粘って粘って波が割れたときにサッとテイクオフが出来る、それがHigh5の滑り出しが速いと言われる理由です。
High5のここがヤバイ!!想像以上に波を取れる
小波でも粘って粘って乗れるので、サイズからは想像出来ないほど波に乗れます。ショートボードやパフォーマンスボードでは乗れないうねりや小波でもHigh5なら乗れます。さすがにロングボードと同じくらいまでとはいきませんが、普通のショートボードには取り負けませんね。
High5のここがヤバイ!!止まらないスピード性能
High5(ハイファイブ)はスピードが半端なく出ます。アップスするとグングンスピードが乗ってきます。トライフィンでも十分速いですがクアッドにするともっと速くなります。
小波の攻略で最重要なのがスピードです。小波では波からのパワーを十分得られない為どうしてもスピードを自ら生み出す必要があります。ハイファイブはそのスピードを生み出しやすく、またスピードを付けることが出来ていないサーファーにそのきっかけを与えてくれるボードです。
High5のここがヤバイ!!高いパフォーマンス性能
High5はとにかく動きます。メチャクチャ動きます。長さが短いのでブンブン振れます。ターンの半径が小さいので小波でも見栄えのするラディカルなパフォーマンスを繰り出せます。パフォーマンス性能の高さはアルメリックのミニボードの中でも1番ではないでしょうか。
High5のここがヤバイ!!初心者から上級者まで楽しめる癖のなさ
High5は癖がなく乗り易いボードです。初めてショートボードからミニボードに乗り換えた場合でも問題なく乗れます。(どんなボードでも多少の慣れは必要です)私を含め癖があるボードの方が楽しいという方もいますが、一般的には癖がないほうがユーザーフレンドリーで楽しめるボードと言えるでしょう。その点、癖のないHigh5は初級者から上級者まで楽しめるボードです。
High5のここがヤバイ!!スタッフ、お客様からの評価が高い
先程も書きましたが、High5は上級者でも楽しめるボードです。High5に乗って『つまらない』と感じる中~上級者は多分いないと思います。実際、小波用のセカンドボードとして購入する中~上級者も多いですね。『買って失敗した』とか『合わなかった』とかいうクレームはほとんどありません。
クレームはほとんどありませんが、あると言えばあります。それはサイズ選びに失敗したケースですね。High5やミニボードを選ぶ際は浮力に注意する必要があります。サイジングする場合は以下の点に気を付けてください。
サイズ選びの注意点
小波用ボードやミニボード全般に言えることですが、High5は普段使用しているボードより浮力多めで乗ることが重要です。ジャストの浮力でも乗れないことはありませんが、小波での使用を考慮すると浮力多めのほうがテイクオフも速くなり、乗ってからも浮力を活かしたスピードを出せます。
どれくらい浮力をあげればいいかですが、普段使用しているショートボードやパフォーマンスボードからリッター値でプラス2L~4Lくらいがフィットすると思います。
私の場合、サーフィン頻度は週3~4回、体重70~71kgで普段は26L前後のショートボードに乗っています。ハイファイブの場合は28.6Lに乗っていますが、丁度いい浮力感です。26Lのハイファイブにも乗れると思いますが、やはり浮力多めのほうがミニボードの特性を引き出せると思います。
上記で説明したプラス2L~4Lくらいというのはあくまでもパドル力に問題がない場合です。初心者や年配の方、サーフィン頻度があまりない方はもっとオーバーフロートにしてもフィットすると思います。ハイファイブ自体はオーバーフロートでも問題なく楽しめるボードです。実際にかなりのオーバーフロートにしてクルージングメインで楽しまれる方もいます。
まとめ
小波ではボードを変えることによって新しい世界が広がります。小波でも通常時に使っているボードでサーフィンする方は多いと思いますが、High5の様な小波用ボードを使用したほうが絶対楽しいですし上達します。
まだミニボードや小波用セカンドボードを持っていない方には自信を持ってHigh5をオススメします。セカンドボードで買ったつもりがメインボードになってしまったなんてこともありえますよ!!それほど楽しいボードです。
最後にHigh5のライディング動画を紹介しますので興味にある方はご覧ください♪
High5のライディング動画
High5を買うならルービックサーフがオススメです
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