サーフィンのバックサイドが難しいと感じるサーファーは多いですよね。バックサイドのコツは体を開くことですが、しっかりと体を開くためにはいくつかの重要なコツがあります。今回はサーフィンのバックサイドが一気に上達するコツ&ヒントをお伝えします。
サーフィンのバックサイドの基本
バックサイドは体の開きが重要となります。これはバックサイドの基本です。
下の画像はミックファニングのバックサイドです。上半身がストリンガーに対して垂直な状態になっているのが分かると思います。これが体を開いているという状態です。
逆に、体が開いていない状態とはこの様なことを言います。↓↓↓
体を開かなければ波のトップには上がれません。ですが、体を開けと言われてもなかなか上手くいかないし、開いていると自分では思っていても動画でチェックすると十分に開いていないことが多々あります。
では、どしたら体を十分に開くことが出来るのか?
それにはいくつかのコツが存在します。そのひとつが”肩を開き、手をリードさせる”ことです。
肩を開き、手をリードさせているボトムターン ↓↓↓
肩を開き、手を先行してリードさせているのが分かると思います。左手をリードさせることにより体がグッと開きやすくなります。
ここで問題が発生します。
体が柔らかい人であれば肩を開いて手を先行リードさせれば体が十分に開きます。ですが、同じ様にリードさせても十分に体が開かない人もいます。実際に私がそうでした。。。
ですが、あることを意識しただけで一気にその問題が解決されました。それが”魔法の手のひら”です。私が勝手に魔法と呼んでいるだけで一般的な呼ばれ方ではありません。ですが手のひらを意識するだけでバックサイドが一気に上達するほど効果があるコツとなります。
魔法の手のひらとは?
レギュラーなら左手を、グーフィーなら右手を先行リードさせることで体は開きます。体が柔らかい人であればこれだけで体が開くはずです。
下の画像はミックファニングとケリースレーターのバックサイドボトムターンですが、手のひらの向きに注意してみてください。
手のひらを見ると、手の甲が上にあり手のひらは下にある状態で左手をリードしています。ミックやケリーの様に体が柔らかい場合はこの状態で問題なく体が開きます。
これだけでは体が十分に開かない、開きがスムーズにいかない、垂直に板を上げれない場合は、次のことを意識してみてください。
”リードする側の手のひらを上に向ける”
先程のミックやケリーと違い、手のひらを上方向へ向けています。この様に手のひらを上にするだけで体をグッと開きやすくなります。これは陸上でもやってみるとすぐに実感出来ます。手のひらを上にして体を捻ってみてください。手のひらが下の時よりも体を開きやすいことが分かるはずです。
実際の海では、完璧に手のひらを上にすることは難しいですが、手のひらを上にするという意識を持つだけでバックサイドの景色が変わります。景色が変わるということは、今まで以上に体を開けているという証になります。
たかが手の向きですが、されどこんな些細なことでサーフィンは一気に上手くなるのです!!
バックサイドのコツは他にもあります。こちらの記事も参考になりますよ♪
魔法の手のひら~応用編~
手のひらを上にするだけで体が開きやすくなることは分かってもらえたと思います。ここまではバックサイドでの話しでしたが、実は他の技にも応用出来るんですよ!!
それは、カットバックです。
ご存知カットバックは波のパワーゾーンに戻るテクニックです。カットバックでもカールに戻るために体を開く、体を開き続ける必要があります。最終的にはカールに当て込んで次のマニューバーに繋げるのですが、戻ることは出来てもリエントリーが上手くいかない人もいると思います。
カットバックでもレギュラーなら左手を、グーフィーなら右手をリードさせることが重要ですが、手のひらを上に向けることでより体を開くことが出来ます。
ジョエル・パーキンソンのカービング気味のカットバック↓↓↓
手のひらが上を向いているのが分かると思います。実際にカットバックするときに意識してやってみると、いつもよりググッと体が開くのが分かりますしボードもいつもより簡単に回しこめます。
簡単に試すことが出来るので騙されたと思ってやってみる価値は十分にありますよ!!一気に上達する鍵になるかも♪以上が今回の記事となります。参考になれば幸いです。