『サーフィンのテイクオフはボードを斜面に合わせてやった方が良い』なんてことをちょくちょく見聞きしますがそれって本当なの?斜面に合わせたテイクオフすれば本当にサーフィンは上達するの?答えはNOです。
斜面に合わせたテイクオフをしてしまうと、波の中腹で立つことになるので波からのパワーを十分に活かせません。そればかりか、落ちながらのテイクオフになってしまうので立ったらすぐにボトムがある状態になってしまいます。これでは初動からスピードに乗ったサーフィンは出来ません。
初動からスピードに乗ったサーフィンをするには、テイクオフ時の全過程でボードを水平状態に保ちます。(バレルを狙う時は除く)
水平状態を保つテイクオフとはどういった意味なのか、プロサーファーのテイクオフを参考に解説します。
ジョンジョンのテイクオフ
ジョンジョンのテイクオフです。テイクオフ全過程でボードの角度は常に水平です。波の斜面にボードを全く合わせてはいません。
ジョンジョンのテイクオフをもっと詳しく解説した記事はコチラ
デーンレイノルズのテイクオフ
デーンレイノルズのテイクオフです。テイクオフ全過程でボードの角度は常に水平です。波の斜面にボードを全く合わせてはいません。
速い波でのシークエンス。速い波で最初から斜めにテイクオフする場合でもボードは常に水平状態です。
デーンのテイクオフをもっと詳しく解説した記事はコチラ
まとめ
コンペ界でのNo1であるジョンジョン、フリーサーファー界のNo1であるデーン、この2人のテイクオフをピックアップしました。活躍するフィールドもスタイルも違う2人が同じ様なテイクオフをしている。ここを真似しない手はないですよね。
テイクオフは技術です。テイクオフの質が高ければ上達スピードも上がります。実際、中級レベルでも質の良いテイクオフが出来ている人は案外少ないです。水平テイクオフをマスターすることで更なるステップアップを目指しましょう!!
おまけ
パーコのライディング動画です。各ライディングは最初に通常再生、その後にスローモーション再生という構成になっています。たった3本のライディングですが、そこから多くのことを学ぶことが出来ます。パーコも2本目以外は水平テイクオフしてますよ。