monsta x

JSのMonsta X(モンスタX)は、JSの中でも人気のあるモデルです。今回はJSのMonsta Xに実際に乗ってみた感想とインプレをお届けします。

 

JS Monsta X(モンスタX)の特徴を実際の画像と共に解説していきます。Monsta X、かなりヤバイですよ!!

まずはJS Monsta X(モンスタX)の特徴から

Monsta X(モンスタX)は、JSのベストセラーであるMonstaの改良版です。ツアーを回るプロ達からの”Monstaの性能はそのままで、バッドコンディションでも戦えるボードが欲しい”というリクエストを元に改良されたモデルです。

 

その性能は他のオールラウンドボードとは群を抜いてレベルが違います。まずは、Monsta Xのアウトラインから見てみましょう!!

見てましょう!!

JS Monsta xのアウトライン

細すぎず、ワイド過ぎず、バランスのいいアウトラインになっています。ワイデストポイントが若干テール寄りになっています。

 

次にローッカーを見てみましょう。

見てましょう!!

JS Monsta Xのロッカー

ロッカーはパフォーマンス系としてはかなり抑え気味になっています。テールロッカーがほぼフラットですね。

 

コンケープはシングルからのダブル

見てましょう!!

JS Monsta Xのコンケーブ

コンケーブはノーズからシングルコンケーブが入り、フロントフィン前部からダブルコンケーブになっています。この深めのコンケーブは、多彩な波に対処出来る様にデザインされています。

 

レール形状ですがミディアムフルとなっています。かなりしっかりとしたボリュームを感じます。

見てましょう!!

JS Monsta Xのレール形状

では、Monsta Xのライディング動画を見てみましょう!!

実際に乗ってみたJS Monsta X(モンスタX)の感想とインプレ

乗ってみたボードはコレ 5″11  x  19  x  2 3/8 ↓↓↓

JS monsta x

JS Monsta Xの詳細

ちなみに、このサイズはパーコが乗っているボードと同じサイズです。カタログ値では通常の板より2インチダウンで乗ることを奨めています。

 

ここらへんは自分の経験と今乗っているボードのボリューム値を考慮して決めればいいと思います。5’11だと27.7Lのボリュームとなります。

 

フィンはJSがプロデュースしているKinetic Racingのパーコモデルをチョイス。M~Lサイズのフィンとなりますがドライブを効かせたサーフが楽しめるフィンです。Kinetic RacingのフィンはJSのボードとの相性が抜群です。JSが作っているフィンなので当然と言えば当然ですが。

 

KINETIK RACING

まずは、テイクオフの感想

最初に感じたのは、滑り出しの良さ。とても滑らかなテイクオフが出来ます。ノーズロッカーが抑え気味になっているのでパドルも速いですね。言葉では難しいですが、滑らかで素早いテイクオフが可能です。

 

タルイ波、ホレた波、両方で試してみましたが、どちらも気持ちいいテイクオフが出来ました。置いていかれるとか、ノーズが刺さるとか、そういったことは全くありません。

ターンやドライブ感についての感想

かなりターンが伸びます。フィンの影響もあると思いますがMonsta X自体の性能によるところが大ですね。グイーンとターン出来ます。

 

ボトムターンもいつもより深く攻めることが出来たのには驚きました。小波でもポケットを外さないラインが描けます。アップスを入れるよりも、深いボトムターンを意識してライディングすればこのボードは応えてくれます!!

縦へのアクションについて

アップスを入れるよりも深いボトムターンを意識してライディングすれば、縦へのアクションもキレが増します。

 

パンパン走って当て込むというより、ぐ~と溜めて当て込む、そうすることで自然にポケットに留まるサーフィンを可能にしてくれます。

 

あとリエントリーの安定感もいいですね。細いだけのパフォーマンス系ボードだとバランスを取るのが難しくなります。Monsta Xはボードの幅が若干ワイドになっているので、多少のぐらつきもしっかりと受け止めてくれました。

ベストなコンディションは?

今回は腰から頭サイズで、面ツルからオンシュア、サイドオフシュア、掘れた速い波で試乗してみました。このボードのコンセプトが”バッドコンディションでも戦えるボード”なので、あえてコンディションの悪い日や厳しいコンディションを選んで乗っています。

 

その上で感想を述べるなら、面ツル、オフシュアのグッドコンディションはもちろん、コンセプト通り、オンシュアなどのバッドコンディションでも遊べます。

 

私自身JSが好きなので多少ひいき目に評価している感が少しはあると思いますが、間違いなくコンディションを選ばないオールラウンドボードです。

 

他のメーカーやモデルでもオールラウンドボードはたくさんあります。ですが、その場合のオールラウンドボードとは、波のサイズや地形などに対処するオールラウンドです。バッドコンディションを意識したオールラウンドボードは、このMonsta Xだけではないでしょうか。 

JS Monsta Xに対する私の結論

もし、JSのサーフボードの中で1本しか持てないのであれば、迷わずMonsta Xをチョイスします。これ1本でどんなコンディションでも遊べるからです。

 

JSの謳い文句は伊達ではありません。Monsta Xは、真のオールラウンドボードです。ツアーを回る多くのプロたちに支持されているのも納得出来ます。

 

日本ではまだMonsta Xに乗っている方は少ないと思いますが、ここオーストラリアでは最近よく見かけます。常にアンテナを張っているローカルの間でも人気のボードということは、かなり調子がいいボードだと言えます。

 

Monsta Xが気になっている方には、自信を持って背中を押してあげたいと思います。以上、Monsta Xの感想とインプレです。