FU WAX

知る人ぞ知る最強のWAXと名高いFU WAX。ケリースレーターも愛用しているとか、他のWAXのスポンサーが付いているプロも内緒でFU WAXを使っているとかいないとか。実際に使用してみたFU WAXの性能や塗り方などをインプレしてみます。

最初から結論を言ってしまおう。

FU WAXはかなり良い。かなり良いどころか、個人的にはもう他のWAXには戻れません。

 

今までにない感覚でしっかりとグリップしてくれます。私はFU WAXの代理店でも関係者でもありませんが、騙されたと思って使ってみることを強くオススメしたい。

 

なるほど、このWAXならケリーも他のプロもこぞって使うだろうなって分かりますよ!!

FU WAXとは?

元々、ブラジルのおじちゃんが一人で作っていたワックスです。一子相伝&門外不出の製法で作られていたFU WAX。 一部のブラジリアンプロが秘密兵器で使用していたのが徐々に口コミで広がり、それを使った他のプロたちがこぞって買い占めたりして品薄状態が続いたそうです。

 

FU WAXは別名 ”3D WAX” と言われています。縦方向に吸盤の様にリフトしてくれるグリップ力を持っているからです。

 

FU WAXは別名 ”3D WAX" と言われています

FU WAXの塗り方

従来のWAXは小さなツブツブを作って横方向のグリップ力を高めていました。今でもそういった塗り方が主流だと思います。あのツブツブを作る作業自体が好きなサーファーもいますよね。

 

FU WAXは塗り方が全く異なります。

 

トップコートとして薄く平らに塗るだけで効果を発揮してくれます。塗り絵の様に薄く塗る(ゴリゴリと塗るのではなくスムーズにのばしていく感じ)で塗って行きます。ワックスが糸状に伸びてきたらそれで完成です。

 

『え?これで本当にグリップするの?』

 

最初は不安に思うかもしれませんが、それで大丈夫です!!

FU WAXはトップコートとして薄く平らに塗るだけで効果を発揮してくれます

 

ベースコートとして同じFU WAXシリーズのベースコートを使っても良し、他のブランドのWAXをベースコートとして使っても良し。どちらにせよ、ベースは硬めのワックスを使用したほうが良いですね。

 

いろいろと相性を試してみるのも面白そうです。個人的にはベースコートなしの直塗りでも問題なく使用出来ています。

 

FU WAXのタイプはBASE , WARM , TROPICAL , COLD , COOLなどがある様です。私はWARM , TROPICALしか使ったことがありませんので、水温の冷たいエリアでの性能については未検証です。

FU WAXはちょっと値段が高いけどコスパは高い♪

FU WAXは普通のワックスよりお値段が高めです。しかし、値段相応の性能はあるので価格は高くても納得出来ます。さらにFU WAXは従来のワックスより少量の塗りで十分グリップ力を発揮してくれます。持ちが良いのでコスパはかなり高いと思います。

エアー好きな友人から聞いた裏ワザ

FU WAXは従来の横方向のグリップはもちろん、縦方向へのグリップ力がしっかりと効きます。縦方向というのは足裏にボードを吸盤の様に張り付かせてリフトさせることが可能ということです。

 

要は、エアーとかトリックがやり易いということですね。

 

エアーをやるサーファーなら、ボードのノーズエリア近くまでしっかりとワックスを塗っていると思います。デッキパッドにもワックスを塗っているサーファーもいます。それで十分だと思いますが、まだまだグリップ力を高めてエアーメイク率を上げる裏ワザがあるそうです。

 

その裏ワザとは、FU WAXを直接足の裏に塗ること

 

海に入る前に足裏に塗ってしまうと砂が付きますよね? それを防ぐために足の甲にFU WAXを塗ってパドルアウトする。沖に出たら甲についているWAXを足裏に塗りつけるとのことです。

 

さすがにそれは冗談だろと思いましたが、世界のトップエアリストたちもやっているというのです。エアーを極めたい方は真似してみてはいかがでしょうか?