ウェットスーツをリペア(修理)してみたら意外と簡単だったので修理方法を解説します。市販のウェットスーツリペアキットとウェットスーツボンドを使ったお手軽な修理方法なのでウェットスーツの破れや穴などは自分で修理してみましょう♪
ウェットスーツが破れたというか轢かれたんですヽ(´Д`;)
新しいウェットを購入してから2回目の海でロングボードに轢かれました。初心者と思われるロングボーダー、心配そうに謝ってきたけどこういうことは良くあること。
笑顔で『大丈夫ですよ♪』と返すワタシ。
余裕のある大人はカッコイイよね。器がデカい男はカッコイイよね。
家に帰ってウェットスーツを確認してみると、サクッと一文字に10cmくらい切れているじゃないかぁぁぁヽ(´Д`;)ノアゥア…
こんな時、器のデカい男はクヨクヨしないよね。むしろ、『ウェットスーツのお蔭で怪我しないで済んだよ、ラッキー♪』てな感じに脳内変換するよね。
買ってから2回目とか、2回目とか、2回目とか、これっぽっちも気にしないんだから。
このままじゃ、どんどん悪化して浸水してくるからリペアするしかない。ワイルドな男は自分で何でもやっちゃうよね。当然、このくらいの傷なんか自分で修理しちゃうよね。
では、今回自分でリペア(修理)してみた手順を解説していきますよ。
ウェットスーツの修理の為に今回用意したもの
①ウェットスーツリペアキット
ウェットスーツボンドやジャージ生地、ラバー生地、アイロンパッチ生地がセットになっているリペアキット。これ1つあればかなり便利です。
②爪楊枝か竹串的なもの
ウェットスーツボンドを塗るときに重宝します。ワイルドな男なら指で直接塗り込んでも問題ないけど、爪楊枝や竹串を使ったほうが細かい作業が出来ます。
③アイロン
ウェットの裏から傷の部分をアイロンパッチで補強します。
ウェットスーツ修理(リペア)の手順
①ウェットスーツ専用ボンドを塗り込む
傷口の断面にウェットスーツ専用ボンドを爪楊枝や竹串を使って塗り込む。たくさん塗れば良いと言う訳ではなく、断面にしっかりと塗るよう心掛ける。二度塗りするとより強く接着することが出来ます。
ここで大事なポイントがあります。ウェットスーツボンドは乾いてからが勝負です。
普通のボンドは塗ってすぐに接着しますよね。ウェットスーツ専用ボンドは逆です。ボンドが乾いてから圧着していきます。
塗ってからの放置時間はだいたい10分くらいでいいと思います。急いでいる場合はドライヤーで乾かすのもアリです。
*『ウェットスーツボンド使ってみたけど、全然引っ付かなかった』って言う方は、大抵この乾かしてから圧着という手順が甘い場合がほとんどです。
②指でつまんで圧着する
ボンドが乾いたら接着部を指でつまんで圧着していきます。1カ所につき20秒くらいで良いかと思います。何回も繰り返してやるより1回1回をしっかりと力を込めて圧着しましょう。
圧着後 ↓↓↓
傷は完璧にふさがりました。想像以上に接着力があります。強めに引っ張ってみましたが全く問題ありません。
こうしてアップでみるとリペア痕が分かりますが(断面にボンドを塗れと言われてもワイルドに塗り過ぎてボンドがはみ出してしまい後の祭り状態になっているのは内緒ね)、普通に見るとほとんど分からないレベルとなりました。
③ウェットスーツの裏側にアイロンパッチをあてる
ウェットスーツの表面だけの傷であれば上記の手順でリペア終了となります。傷が裏側まで達している場合は、更にアイロンパッチで補修していきます。
今回のケースでは、裏側にもうっすらと切れ目が視認出来たので念のため補修しました。
アイロンパッチですがメルコテープといいます。このメルコテープは単体でも売っているので、ウェットの繋ぎ目の補修や今回の様な補修に役立ちます。
該当箇所にメルコテープを置き、その上からアイロンで圧着していきます。当初、ウェット生地を傷めないために当て布をしてやってみたのですが、いまいち接着が悪かったので直接アイロンを当てて圧着しました。
アイロンの温度は中温(140~150度)で加熱時間は20秒くらいです。
*アイロンが熱すぎたり加熱時間が長いとウェット生地が傷んでしまうので注意してください。
修理完了!!
リペアした後10ラウンドくらい使用してみましたが全く浸水もなく問題ありません。
ウェットスーツ修理(リペア)のまとめ
ウェットスーツのリペア(修理)は意外と簡単に出来ます。
もちろん、リペア工場やウェット会社に修理依頼したほうが仕事は確実だと思いますが、見た目や仕上がりに拘らないのであればリペアキットも安くで買えるので自分でリペアすることをオススメします。