ネックベアードとWeirdo Ripperはどちらも浮力系のボードです。浮力を活かして短く乗るセッティングやボリュームなど共通点が多い2つのモデルですが、どちらがテイクオフが速いのか実際に乗り比べてみました。さて、ネックベアードとWeirdo Ripper、どちらに軍配が上がるのでしょうか?
2つのモデルの共通点
ネックベアードとWeirdo Ripperには、同じ浮力系ならではの共通点がいくつかあります。
まずは、アウトライン ↓↓↓
この画像はどちらも5’8です。アウトラインはネックベアードのほうが幅広です。
一見、ネックベアードの方がボリュームがありそうですが、浮力はWeirdo Ripperのほうが若干あります。ネックベアードは29.6L、Weirdo Ripperは30.1Lとなります。
どちらも、一般的なサイズと比べるとしっかりとした浮力があります。この浮力を活かすライディングすることで、かなり面白いサーフィンが出来ます。
浮力の大小は、必然的にテイクオフのスピードやパドルの速さに繋がります。この2つのモデルは十分な浮力に加え、ロッカーをフラットにすることにより、激速のテイクオフを生み出しています。
うねりからしっかりとパドルすれば、通常のショートよりワンテンポ速くテイクオフすることが出来ます。
では、いったいどちらの方が速いのか、本題に入ります。
ネックベアードとWeirdo Ripper どちらのほうが速いのか?
いきなり結論から行きますよ~。
テイクオフは、Weirdo Ripperのほうが速い。
ただし、その差は若干です。
具体的に言えば、テイクオフの速さ自体は同じです。どちらも激速です。
ただ、滑り出しの良さで言えば、Weirdo Ripperのほうがフィーリングが良かったです。おそらく、Weirdo Ripperのほうがボードの前部にワイデスポイントがある影響かもしれません。
フィーリングに関しては、個々で感じ方が違うので、あくまでも私個人の意見です。
テイクオフ後のスピードですが、これはネックベアードのほうが速いですね。テールにボリュームがあるので波の力をもの凄く拾います。
これを癖と感じる方もいると思いますが、私的には個性だと思います。乗りこめば乗り込むほど味が出る、そんなボードですね。
私の結論
ネックベアードとWeirdo Ripper、どちらを買おうか迷われる方は多いです。
1番簡単な決め方で言うなら、
自由にフリーサーフィンを楽しみたいならネックベアードをオススメします。
ネックベアードは、デーンレイノルズのサーフィンの様にスタイル重視です。その圧倒的な個性を活かした乗り味でサーファーを楽しませてくれます。
浮力を活かしつつ、アクションも際どく攻めたいのならWeirdo Ripperをオススメします。
実際にWCTを回るトッププロのエクイットメントの中にもWeirdo Ripperが準備されています。魅せるアクションが必須なコンペシーンでも、頼ることが出来るボードだという裏付けですね。
デーンレイノルズのクイックシルバーPROでのエクイットメント ↓↓↓
1番右がWeirdo Ripperです。
おい、あんたのせいでどっちも欲しくなったじゃないかぁ(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻
なんてクレームはナシでお願いします(笑)どちらも本当に良いボードなので、こういった結果になりました。m(-_-)m